「名演説で学ぶアメリカの文化と社会」は英語の勉強をしつつ、アメリカの文化と歴史を学ぶことができる、一石二鳥の良書だ。
雑学としても使えるので、話の肴にもなる。

今回は2つの演説を読んだ。


■ジョージ・W・ブッシュ
ジョージ・W・ブッシュ「偉大な国民は、偉大な国を守るために動き出しました」

A greate people has been moved to defend a great nation.
Terrorist attacks can shake the foundations of our biggest buildings, but they cannot touch the foundation of America.
These acts shatter steel, but they cannot dent the steel of American resolve.
偉大な国民は、偉大な国を守るために動き出しました
テロ行為は我が国でもっとも大きいビルの土台は揺るがすことはできても、アメリカの土台には触れることすらできません。
鉄骨を砕くことができても、アメリカの決意の鉄骨をへこませることはできません。

None of us will ever forget this day, yet we go forward to defend freedom and all that is good and just in our world.
アメリカ国民はこの日のことを決して忘れません。私達は自由を守るために、そして世界の善と正義を守るために、前進します。


■ロナルド・レーガン
"Mr.Gorbachev, Tear Down This Wall"
「ミスター・ゴルバチョフ、この壁を壊してください」

レーガンはアメリカでもっとも愛された大統領の1人。
1911年、イリノイ州生まれのレーガンは、幼い頃から話術と演技の才能に長けていた。
大学卒業後はその声を生かし、ラジオのスポーツ中継アナウンサーとなる。
さらに1973年、ワーナー・ブラザーズ社のスクリーンテストに合格。ハリウッドで準主役級の役者として成功した。

国民がレーガンを愛した理由の1つが、単純な論理と楽観主義のためである。
ベトナム戦争で自信を失ったアメリカ国民は、自信の回復を求めていたのだ。


Perhaps by a young Berliner: "This wall will fall. Beliefs become reality."
Yes, across Europe, this wall will fall, for it cannot withstand faith;
it cannot withstand truth. The wall cannot withstand freedom.
おそらく若いベルリン市民が書いたものでしょう。それには「この壁は崩れる。信念は現実になる」とありました。
そうです、ヨーロッパ全体でこの壁は崩れます。信念に逆らえるはずがないからです。真実には逆らえません。
壁は自由を前にして持ちこたえることはできないのです。